日本代表MFを巡り争奪戦「視察した」 獲得レース優位の“根拠”を海外指摘「近いうちの選択肢に」
久保建英の去就報道に大きな関心
イングランド1部アーセナルとリバプールは、ともにウイングの補強を目指している。今週のUEFAヨーロッパリーグ(EL)で両クラブはスペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の視察を行ったと英メディア「TRB」が報じている。
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リバプールは今季限りで契約が満了するエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者を探している。一方、アーセナルではイングランド代表FWブカヨ・サカがあまりにも多くの試合に起用されていることから、バックアップかつ、選手層を厚くできる選手の必要性が伝えられている。
ともに右ウイングの選手が必要な両クラブは、「ラ・リーガにおけるそのポジションで最も眩しいタレントに目を向けた」と、1ゴール1アシストで躍動したELアヤックス戦を視察したと報じた。
記事では久保が10歳でバルセロナのアカデミーに加入した時から欧州中の注目を集めたこと、その後一度は日本に戻って18歳でレアル・マドリードに加入して再び欧州でのキャリアを歩み始めたことなど、これまでの半生を紹介。そして、育成年代には「アーセナル、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、これらすべても彼と契約をしようとした」とイングランドからの関心が以前からあったことも報じた。また、現在でもアーセナル、リバプールだけではなく、アストン・ビラ、ニューカッスルといったクラブも、久保を見続けており、2-0で勝利したアストン・ビラ戦を視察したという。
さらに、今後の獲得レースについて「TBR」ではアーセナルが優位と見ているという。その理由については「アーセナルはレアル・ソシエダと良い関係を築けている」とし、昨シーズン、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーがレンタル移籍していたこと、さらに近年ではスペイン代表MFミケル・メリーノの移籍交渉が成功したことを根拠としている。一方、リバプールは今夏の移籍市場でスペイン代表MFマルティン・スビメンディが残留を希望したことで、両クラブ間の関係性に疑問符を付けた。
久保の今後の活躍次第では、さらに多くのプレミアクラブの関心を集める可能性もあるだろう。記事では「久保はスペインで輝いており、プレミアリーグへの移籍は日本代表にとって近いうちの選択肢になり得る」としている。
(FOOTBALL ZONE編集部)