ハリルJでクローザー起用もミランの苦境変わらず ペスカーラ戦でリーグ戦20試合連続で先発落ちへ
伊地元紙予想 スソ離脱中に途中出場で挽回なるか
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、各国のリーグが代表活動での中断から明ける4月2日の敵地ペスカーラ戦でリーグ戦で20試合連続となるベンチスタートになることが濃厚になった。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
本田は南米勢のDFクリスティアン・サパタ、FWカルロス・バッカのコロンビア代表勢と同じチームへの合流が最後になった。今季ミランでは先発出場1試合で出場時間は100分に満たない。本田は23日のワールドカップアジア最終予選の敵地UAE戦と28日の本拠地タイ戦で後半途中から出場した。チームがリードした時点での出番でクローザーとして出場時間を手にしたが、ミランでの状況は変わらないようだ。
ミランは中盤で前節ジェノア戦でレギュラー組の出場停止で得たチャンスを生かしてゴールを決めたチリ代表MFマティ・フェルナンデスが継続してスタメン起用され、1トップは出場停止からバッカが復帰。前節負傷欠場とあんったスソは欠場が濃厚だが、両ウイングは、スペイン代表としてもゴールを決めたFWジェラール・デウロフェウと、FWルーカス・オカンポスという冬の移籍市場で獲得したコンビが務めると予想された。
本田は日本代表で定位置をヘントFW久保裕也に奪われたが、「今、出られてない現状はやはり、チームで出られてないのが一つの要因だと僕は思っていますので」と自己分析。ミランでの出場機会の欠如がハリルJでのスタメン落ちに直結していると発言していた。その状況に変化は訪れないようだ。
ミランと代表で「パンキナーロ(ベンチ要員)」となってしまった本田はスソが離脱中の間にまずは途中出場でチャンスを掴みたいところだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images