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元スペイン代表が感銘「日本がズバ抜けてすごい」 世界的スター選手が“アジアで仕事”
元スペイン代表DFサルガド氏はドバイでサッカークラブのオーナーも務める
世界的なスター選手たちは、現役生活を終えてから何をしているのか。11月27日に行われる「DIAMOND CUP OF LEGEND」のために来日した世界的なスターが、意外な現在の仕事を前日会見で明かした。
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「DIAMOND CUP OF LEGEND」は、元ブラジル代表FWカカ氏ら、世界を極めた14人の「WORLD LEGENDS」と、20人の元Jリーガーで構成される「J CLASSICS」が対戦する一夜限りの特別なイベントだ。
この試合に出場する元スペイン代表DFミチェル・サルガド氏は、「日本に来ることは、いつも光栄です。東京には何度も来ていますが、横浜に来るのは世界一になった2002年(のトヨタカップvsオリンピア〇2-0)以来です。ですから、オファーを受けた時には『絶対に行く』と決めていました」と、豪華絢爛なメンバーと戦う試合に意気込んだ。
そんなサルガド氏だが、現役を引退した今は「ドバイでサッカークラブのオーナーをしています」と語った。サルガド氏がオーナーを務めるUAE1部フルサン・ヒスパニアFCは、日本の企業もスポンサードをしているのだが、別の点からもサルガド氏は日本サッカーに関心を持っていると明かした。
「ドバイのクラブでオーナーをしている以外にも、サウジアラビアのU-16代表の監督をしています。ですから、アジアのサッカーにとても関心を持っています。サウジアラビアは苦戦していますが、日本のU-17代表はズバ抜けてすごいと思っています。仕事柄、アジアのサッカーを研究したりしているので、とても日本のサッカーに関心を持っています」
もう一人、引退後にやっていることを明かしてくれたのは、スペイン1部バルセロナとレアル・マドリードの両クラブに在籍した元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラ氏だ。「昨年まではバルサのユースの指導に携わっていた」というサビオラ氏は、元日本代表MF松井大輔氏と似たセカンドキャリアを歩いている。
サビオラ氏は「今年はフットサルのW杯にも関わりました。あとは、試合のコメンテーターなど、いろいろな仕事をしています」と言う。サッカーを引退してからサビオラ氏はフットサルをプレーしていた。そのため、今年ウズベキスタンで開催されたフットサルW杯も視察し、アルゼンチン代表をサポートしたり、フットサルの普及活動などを行ったりしてきた。松井氏もサッカーとフットサルを二刀流でプレーし、現在は日本フットサルトップリーグの理事長を務めている。明日の試合では、両選手がマッチアップするような場面もあるかもしれない。
サビオラ氏は、「こうして日本に来れて日本人の温かさ、ファンの熱狂を感じられたことが大事です。今回はとても大事な試合を、みんなが楽しみにしてくれています。それが一番大事なことだと思っています」と、日本のファンの前でプレーできることを喜んだ。
現役時代に世界中のサッカーファンを楽しませ、今は別の仕事もしている元スター選手たち。明日の試合では、彼らの現役時代を思い起こさせるようなプレーも見られるかもしれない。
(河合 拓 / Taku Kawai)