下降線を描く“敗北者”本田の評価額 独移籍専門サイト算出の市場価格が4年前の17%まで暴落
VVVフェンロ時代と同じ水準に…
「今の評価額は150万ユーロ(約1億8000万円)マイナスの、350万ユーロだ。これは2009年以降、最安値だ。当時はオランダのVVVフェンロでスパイクを履いていた」
特集ではミランの栄光の背番号10に対するレビューとは思えない、厳しい言葉が並んでいる。本田の移籍市場の評価額のピークは、CSKAモスクワ時代の13年6月の2000万ユーロ(約24億円)。ミラン2年目の2014年8月のインザーギ政権序盤にゴールラッシュを演じ、1400万ユーロ(約16億8000万円)と一時評価額を持ち直したが、そこからは暴落を続けている。
その価格は、オランダ2部フェンロ時代の水準にまで落ち込んでいる。タイ戦後のミックスゾーンではバヒド・ハリルホジッチ監督の戦術を批判する一方で、チームメートに対しては「僕の状況が好転してから話した方が良いのかなと思います」と語った。苦境を自覚している本田は、暴落中の株価を持ち直すことができるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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