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輝きを取り戻した香川に独紙も注目 通算4得点のシャルケ戦で「新たな成功を収めるかもしれない」
事態が好転したウィンターブレイクの合宿
香川は8月のDFBポカール1回戦アイントラハト・トリアー戦(3-0)で2ゴールを決めるなど順調なスタートを切ったかに思われたが、その後は足首を負傷したこともあってライバルとの争いで遅れを取り、気がつけばベンチが定位置となっていた。同紙の記事でも「リズムと自信を失っていた」と、当時の香川からは輝きが失われていたと指摘されている。
事態が好転し始めたのは、1カ月間のウィンターブレイクに突入して後半戦に向かう頃だった。記事には、こう記されている。
「シンジ・カガワはウィンターブレイクに入った後、ジェットコースターに乗ったようだった。マルベージャでの冬季キャンプで、彼は良い印象を残した。彼は間違いなくスペイン南部で成功を収め、得点に執着する奮闘を見せた」
苦い思いを味わい続けた前半戦の戦いを終え、香川を取り巻く状況が変わったという。徐々に調子を上げ、MFマルコ・ロイスやゲッツェの負傷離脱も重なって特に2月に入って以降は着実に出番を増やしている。3月11日のリーグ第24節ヘルタ・ベルリン戦(1-2)では、今季2つ目のアシストを記録したほかにも、3人のマークを鮮やかにかわしたドリブルがブンデスリーガ公式YouTubeで「ベストスキル」の一つに認定されるなど、好調時のバロメーターとなっている鋭いターンと正確なパスが蘇っている。