シティ危機に英衝撃「ここまでとは」 ペップ政権5連敗、識者も思わず「我々は何を見ている?」

マンチェスター・シティがまさかの公式戦5連敗【写真:ロイター】
マンチェスター・シティがまさかの公式戦5連敗【写真:ロイター】

プレミア4連覇中の王者に異変、トッテナム戦で惨敗し公式戦5連敗

 プレミアリーグ4連覇中の王者に異変が起きている。現地時間11月23日のプレミアリーグ第12節でトッテナムと対戦したマンチェスター・シティは本拠地で0-4と完敗し、公式戦5連敗となった。

 シティは前半13分、同20分と立て続けにMFジェームズ・マディソンにゴールを許すると、後半7分にDFペドロ・ポロのゴールでさらに引き離された。1点も返せないまま迎えたアディショナルタイムにはFWブレナン・ジョンソンにダメ押しの4点目も奪われた。
 
 前人未到の5連覇を期す今シーズン。開幕4連勝を飾るなど第9節までは無敗で駆け抜け、いつものどおりの強さを発揮してきた。しかし、10月末のリーグカップ4回戦でトッテナムに敗れたところで急ブレーキがかかり、UEFAチャンピオンズリーグも含めて公式戦5連敗となった。勝ち点23でまだ2位につけているものの、日曜日に試合を控える首位リバプールとの勝ち点差が「8」まで広がる可能性がある。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「トッテナムによって、マン・シティの問題が残酷なまでに露呈した。ロドリの不在でペップ・グアルディオラが危機に直面している」と王者の危機的状況を特集。バロンドールを受賞したスペイン代表MFロドリの不在が大きく響いていることを指摘したうえで、「シティの結果がここまで悪化する前から脆さは明らかになっていたが、ここまで露わになることはなかった」とその深刻さを強調した。

 同局で解説を務める元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏もこの結果に対して「我々は何を見ているんだ?」とコメントするなど、シティの異変を目の当たりにし、困惑しているようだった。現地時間21日にはグアルディオラ監督が契約を2年延長したばかりだが、悪い流れを断ち切ることはできなかった。シティはこの苦境から抜け出すことができるのだろうか。

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