テネリフェのアウェー戦、現地でも異例の午前中キックオフ ”柴崎効果”に期待「日本の視聴者が見ることができる」

日本でリーガ2部放映権はないものの、午前中の試合をビジネスチャンスと捉える

 MF柴崎岳が所属するテネリフェは1部昇格プレーオフの座をかけて終盤戦に臨んでいるが、第35節の試合が現地時間で異例の午前中キックオフになると地元紙「エル・ドルサル」が伝えている。

 柴崎は前節カディス戦では出番が巡ってこなかったものの、リーガ・エスパニョーラ2部第30節レウス戦でスペインデビューを飾って以降、チームへの適応が日に日に進んでいる。その中でトリッキーな日程となりそうなのが、4月23日に行われる第35節ヌマンシアとのアウェーマッチだという。

 スペインではここ近年、昼間の試合開始、いわゆる“ランチタイム・キックオフ”が定着しており、各節1試合は正午前後のキックオフ時間が設けられている。今回のヌマンシア戦は昼12時キックオフとなっているが、スペイン本土とは1時間の時差があるテネリフェ島だと、午前11時キックオフになるのだという。

 敵地での戦いとはいえ午前中のキックオフを迎えることは、現地でも物珍しく捉えられていると同時に「すでにこの状況はビクトル・ペレスGMからも発表されているが、テネリフェにいる日本人選手にとっても初の“午前試合”となる。ただこれは多くの日本人の視聴者が彼のプレーを見ることができる」と、時差によってアジア圏でも見やすくなる“柴崎効果”にも期待している。

 現時点で日本でリーガ2部の放映権はないものの、比較的アジアでも観戦が容易な時間帯の試合で柴崎がプレーすることに、クラブ側はビジネスチャンスと捉えている模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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