韓国メディアで燻る代表監督”解任論” 「満足できない勝利」「反省なし」と手腕に疑問符
選手は韓国人記者に謝るように首を…
韓国スポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「シュティーリケ監督の去就について、大韓サッカー協会の悩みは深まるばかりだ。それは“反”シュティーリケの世論があるからだ」としながら、同紙は「時期的なことも含め、代案を探すのも難しい」と協会関係者の声を掲載している。つまり、このままシュティーリケ監督の“留任”でほぼ決まりだろうが、この先の結果次第では予断を許さない状況のようだ。
今回、FIFAランキング95位のシリアを相手にホームで辛勝した結果について、試合後の選手たちは韓国人記者たちに謝るように首を縦に振り、ソン・フンミンも「(試合内容に)満足していない」と認めていたという。
心配なのは最終予選の残り3試合のうち、アウェーが2試合(カタール、ウズベキスタン)残っていること。韓国はここまでの最終予選アウェー3試合を、1分2敗と負け越している。次節にアウェーでカタールと対戦する韓国が、仮に敗れるようなことがあれば……。後ろ向きな想像はあまりしたくないが、そうなれば監督解任の世論が、今よりも大きく膨れ上がるのは間違いないだろう。
【了】
金 明昱●文 text by Myung-wook Kim
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2