韓国メディアで燻る代表監督”解任論” 「満足できない勝利」「反省なし」と手腕に疑問符
ホームでシリアに1-0と勝利しA組2位キープも、シュティーリケ監督批判は止まず
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループA第7節が28日に行われ、韓国代表がホームでシリアを1-0と下し、勝ち点を13に伸ばしてグループ2位の座をキープした。
試合開始早々の前半4分にDFホン・ジョンホが決めたゴールが決勝点となり、辛くも勝利を手にした韓国。勝ち点3を積み上げたとはいえ、前節には敵地で中国に0-1と敗れており、国内ではいまだに韓国代表を率いるウリ・シュティーリケ監督への風当たりは強い。シリア戦で勝利したにもかかわらず、韓国メディアはお粗末な試合内容について疑問を投げかけている。
サッカー専門サイト「インターフットボール」は、「満足できない勝利だった。エースのソン・フンミンが先発出場したが、試合の中身は中国戦と大きく変わらなかった」と指揮官の手腕を非難。さらに同サイトは「試合終了後の公式会見で、『戦術の変化がないと非難されるが、戦術に変化をたくさん与える部分について、より議論がなされているのではないか』とシュティーリケ監督は一方的な言動に終始した。メディアとの対話がなされず、試合に対する反省がまったく感じられなかった」と伝えた。
韓国メディアとこうした状態にあるからこそ、シリア戦の勝利によってシュティーリケ監督“解任論”が完全になくなったわけではない。
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