キャプテン遠藤航が強調「W杯優勝考えればこれ以上の選手層がないと」…本大会王手も冷静な目
中国戦勝利でW杯出場へ大きく前進も…「ただ喜んでいるわけではない」
日本代表は北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で中国代表に3-1で快勝し、2024年最後の代表戦を白星で締め括った。キャプテンのMF遠藤航は「W杯優勝を考えればこれ以上の選手層がないと。こうやって勝ってただ喜んでいるわけではない」と試合後に語った。
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日本は4-0で快勝したインドネシア戦からスタメン5人変更。MF三笘薫、MF鎌田大地、MF堂安律、MF守田英正、DF橋岡大樹が外れ、代わりにFW中村敬斗、MF久保建英、MF伊東純也、MF田中碧、DF瀬古歩夢が先発に名を連ねた。メンバーを大きく入れ替えたものの、前半にセットプレーから2得点を奪うなど、中国のホームで3-1の勝利を収めた。
遠藤は「メンバー変わったなかでも(質を)落とさずにやらないといけないのはみんな分かっている。今のメンバーは誰がスタメンで出てもおかしくないだけの選手たち。メンバーを変えたなかで前半2-0で終えたことは良かったし、勝点3取れたことは良かった」と語り、「そのなかでも1人1人課題を感じていると思うし、個人個人が次に向けて修正していけたら」と早くも次の試合に向けて気持ちを切り替えていた。
最終予選が進むなかで、チーム内では激しい競争も行われている。その点について遠藤は「そこは評価していいが、W杯優勝を考えればこれ以上の選手層がないと。これくらいのクオリティーは最低限ないと」と強調。「それはみんな分かっていると思うし、こうやって勝ってただ喜んでいるわけではなく、次に向けてどうすればいいか考えながらやっている。意識の高いいい集団になっている」とチームの状況を冷静に見つめていた。
また、キャプテンは2024年を総括して「チームとしては(最終ライン)3枚、4枚含めいろんなやり方をやりながらも勝ちを重ねていろんなアクションを持てるチームになってきている。試合の中で3から4にしたり、1ボランチか2ボランチかなのか、選手交代も含めチャレンジはできる」とこれまで以上に臨機応変な戦い方ができるようになった点を評価。それでも「最終予選では結果が求められる。結果を出しながら次勝てば(W杯出場を)決められるので、ホームで決めて自分たちのオプションを増やせたら」とさらなる向上心を明かしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)