中国代表に勝ち、勝ち点16に

　森保一監督率いるサッカー日本代表（FIFAランキング15位）は11月19日、2026年北中米ワールドカップ（W杯）アジア最終予選の第6節で中国に3-1で勝利した。サウジアラビアがインドネシアに敗れたため、来年3月20日に行われる次戦バーレーン戦に勝てば、W杯本大会出場が決まることに。試合後、森保監督はフラッシュインタビューで「まず選手たちが、このピッチに立った選手だけじゃなくて、全員が自分にできることを準備してくれて、チーム全体で、ピッチに立っている選手、ベンチにいる選手、残念ながらベンチに入れなかった選手も含めて、みんなのエネルギーで勝てたと思います」と喜びを語った。

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　試合前の国歌吹奏で日本国歌に中国サポーターから大ブーイングが巻き起こり、試合が始まってからは緑色のレーザーポインターによる日本選手への妨害も起こった。過酷な環境の中で前半39分、MF久保建英のCKから小川が頭で合わせて先制。同アディショナルタイムにはCKからのこぼれ球をDF板倉滉が頭で押し込んでリードを2点に広げた。

　後半開始早々に中国代表にDFラインを崩されて失点を喫したものの、同9分に再び小川がこの日2点目となるゴールを頭で決めてリードを再び2点に広げた。その後は追加点こそ奪えなかったものの、中国代表に反撃も許さずに試合終了。敵地で勝ち点3を掴んだ。

　インドネシア戦からスタメンを5人入れ替えて臨んだことに対して指揮官は「やっぱり1試合1試合、インテンシティの高いゲームになりますし、インドネシア戦のときに相当、気候的にも苦しい、厳しい中で戦ったので、そこはフレッシュな選手がいるということで、チームの総合力で勝っていくということで、選手を交代して戦いました」と説明していた。