オランダ代表監督の後任人事が難航 候補者クーマンが拒絶、デ・ブールも「ノーを突き付けた」

予選グループ4位のオランダ、ブリント監督解任 後任候補2人がすでに断りを入れる

 先日、ダニー・ブリント監督の解任に踏み切ったオランダ代表だが、監督の後任人事は難航している模様だ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、すでに二人の候補者が断ったと報じている。

 現在エバートンを率いているロナルド・クーマン氏がまずは断りを入れたとしている。そして、今季イタリアのインテルに就任したもののすでに解任されていたフランク・デ・ブール氏も代表監督への就任に対して「ノーを突き付けた」と報じられた。

 解任直後のオランダ紙「テレグラーフ」では、マンチェスター・ユナイテッドを率いたルイス・ファン・ハール氏に加え、クーマン氏、デ・ブール氏の他、フィリップ・コクー氏、そしてルート・フリット氏ら選手時代も代表チームを支えたレジェンドの名前が挙がった。また、過去にもオランダ代表を率いた経験を持つディック・アドフォカート氏(フェネルバフチェ)、アヤックスなどで指揮経験を持つヘンク・テン・カテ氏も候補に浮上。しかしすでに、このうちの有力者2人が断りを入れている。

 28日には国際親善試合でホームにイタリア代表を迎え撃ったオランダ代表だったが、前半10分にオウンゴールで先制したものの、FWエデルとDFレオナルド・ボヌッチのゴールで逆転を許し1-2で敗れていた。

 ワールドカップ欧州予選で現在グループAの4位と低迷しているオランダ代表は、出場権を失う危機に瀕している。いわば火中の栗を拾う形になる後任を決める人事は、一筋縄ではいかない模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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