コウチーニョ先制弾で波に乗る　エースはPK失敗も汚名返上の一撃

　ロシア・ワールドカップ南米予選が現地時間28日に行われ、ブラジルはホームにパラグアイを迎え、ネイマールの鮮やかなドリブルシュートなどで3-0と快勝した。

　ブラジルは前節、ウルグアイとの首位攻防戦でMFパウリーニョのハットトリックとFWネイマールの芸術的なループシュートによって4-1と快勝。そのメンバーをほぼいじらず、4-1-4-1のフォーメーションでキックオフを迎えた。

　この日はパラグアイの抵抗もあってなかなかゴールに迫れなかったが前半34分、右サイドからゴール前へとカットインしてきたMFコウチーニョが、パウリーニョとのワンツーでゴール正面へと侵入してシュート。これがゴールネットを揺さぶり、ブラジルが1-0と先制に成功し、前半を折り返した。

　後半開始からDFマルキーニョスに代わってDFチアゴ・シウバが入ったブラジルは、同4分にパウリーニョの強烈なボレーシュート、コウチーニョのクロスにネイマールがスライディングで飛び込み、立て続けに決定機を作る。

　するとその直後にペナルティーエリア内へとドリブル突破したネイマールが、相手DFにスライディングで倒されたとしてPKの判定が下った。パラグアイの長い抗議の後、キッカーを務めたのはネイマールだったがこのシュートはGKシルバに防がれた。