コートジボワール対セネガル戦は異例の打ち切り 後半43分に観客乱入、選手にラグビータックル

セキュリティが緩く観客がピッチに乱入、主審は試合終了を待たずに打ち切り宣言

 現地時間27日にコートジボワール対セネガルの親善試合が行われたなか、ピッチ内に乱入した観衆にセネガル代表DFがラグビータックルを受けるアクシデントが起き、試合終了前に打ち切りになるという異例の事態が発生した。英公共放送「BBC」が報じている。

 セネガル代表はリバプールFWサディオ・マネの先制点でリードしながら1-1に追いつかれる展開となったが、後半 43分に衝撃的な事件が起きた。スタンドからファンが乱入すると、ジャケット姿の男性ファンがトルコ1部アランヤスポルDFラミーヌ・ガサマの腰に掴みかかり、衝撃のラグビータックルをお見舞いした。主審は試合終了を待たず、試合の打ち切りを宣言した。

 中立地のフランスのセバスチャン・シャレルテイスタジアムで行われた一戦はセキュリティがあまりに緩かったようだ。試合開始20分後から数人のファンがピッチに乱入。ハーフタイムにもサポーターがピッチに陣取っていたために、試合を再開できなかったという。

 両国間の試合が観衆のトラブルで打ち切りになるのはここ5年間で二度目のこと。2013年のアフリカネーションズ杯でサポーターの暴動で、セネガルは失格処分を受けていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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