小野伸二が絶賛「あそこで一回、持ち変える」 相手DFは全員停止…先制点を生んだ7秒
「ちょっとタメた。あの時間っていうのがすごく大事だったんじゃないか」
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日本代表は11月15日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節でインドネシア代表とアウェーで対戦した。日本は前半を2-0とリードして折り返したが、守備を固めてカウンターを狙ってくる相手に苦労し、先制点を挙げたのは前半34分。得点につながったワンプレーを元日本代表MF小野伸二氏が絶賛した。
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日本はボールを保持するもののインドネシアの守備を崩せない時間が続き、逆にカウンターからピンチを迎えてGK鈴木彩艶の好セーブに助けられる場面もあった。難しい試合になっていた前半35分、ボールを保持した日本はMF遠藤航が左サイドで攻撃参加したDF町田浩樹にパス。町田が中央に入れたボールをMF守田英正がエリア内に流すと、MF鎌田大地が反応してクロスを入れる。ゴール前に詰めていたFW小川航基に対応していたDFがボールをゴールに押し込む形で先制点が決まった。
この試合をスポーツチャンネル「DAZN」で解説していた小野氏は、遠藤が中盤でボールをすぐにサイドの町田に出さなかったことが、ゴールのカギになったと分析した。遠藤は鎌田からバックパスを受けると、ボールを持ちあがって左に早く展開できそうな場面でもゆっくりとプレー。これによってインドネシアのDFの足を一度、完全に止めた。約7秒ほどキープしてからボールを左に展開したことで、町田へのマークが遅れて、町田から守田への斜めのパスが通った。
小野氏は「良いゴールでしたね」とゴールを喜びつつ「遠藤がボールを持った時に、最初にそのままパスを出さなかったのがよかったですね。あそこで一回、持ち変える。そこでスペースを作ったのが大きかったんじゃないかなと思いますね」と、派手ではないものの効果的だった日本のキャプテンのプレーに注目。リプレーを確認しながら「ちょっとタメた。あの時間っていうのがすごく大事だったんじゃないかと思います」と、町田が攻め上がる時間を作ることにもなったプレーを繰り返して称賛した。
所属するイングランド1部リバプールでは、出場時間が短く試合勘を不安に思う人もいた遠藤だが、重要な場面できっちりとチームを助けるプレーを見せている。