本田がハリル流に造反! 2戦連続無失点も「守備のやり方に問題があった」と異議唱える
後半21分から途中出場 見せ場作れずゲームに埋没する
日本代表FW本田圭佑(ACミラン)は、28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の本拠地タイ戦で、後半21分から途中出場。4-0で勝利したものの思わぬ苦戦を強いられた原因を守備戦術に見出した。そして、バヒド・ハリルホジッチ監督の推し進めるスタイルに異を唱えている。
本田が出場した時点でスコアは3-0となっていたため、「内容に関して結果とは関係のないところで、何かを感じながらプレーしなければいけないと思っていた」と言う本田は、前半からビルドアップのパスミスを繰り返したチームの原因をこう分析した。
「守備の時に両サイドアタッカーが引きすぎて、ボールを持った時にいるべき場所にいないことがおかしくなってボールを失う。攻撃やつなぎに問題があるというよりも、意外と守備のやり方に問題があったのではないかとやりながら感じた。相手のサイドバックが上がってきた時に、うちのウイングがどう対応するか。タイは今日頑張ってつないでいましたけど、最終予選に来るチームはこれぐらいは当たり前のようにやってくるので、これをベースに対応がしっかりできないと」
本田が投入された左サイドはFW原口元気が務めていたが、守備への献身性が23日の敵地UAE戦でも目立っていた。しかし、サイドアタッカーに守備を求める姿勢が過剰になったことで、ボールを奪い返してからの攻守の転換に問題を抱えたのではないかと、本田は話している。自身は投入から3分後に左足シュートを1本放ったのが唯一の見せ場で、その後はゲームに埋没した感があったが、2試合連続無失点とはいえ守備戦術について疑問を呈した。
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