欧州で5発「最も上田に近い存在」 日本代表の“遅咲き”FWに海外注目「無視できない」

3人のうち誰がスタメンで出場するだろうか【写真:産経新聞社】
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上田綺世が負傷で11月シリーズ不在、古橋、小川、大橋の序列は?

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 日本代表は現地時間11月15日に北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でインドネシア代表と対戦する。ここまで3勝1分で首位に立っている森保ジャパンだが、今回はここまで1トップとして全4試合に先発出場していたFW上田綺世が負傷によってチームに合流できていない。米スポーツ専門局「ESPN」は、上田が不在となったストライカーに誰が起用されるかを注目した。

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 オランダ1部フェイエノールトに所属する上田は、ハムストリングスの負傷によって年内は復帰できないと見られている。2021年のカタールW杯後、上田はストライカーとして森保ジャパンのファーストチョイスになっていた。

 上田の重要性について、記事では「上田の記録が物語っている。彼は代表30キャップで14得点を挙げている。その14得点すべてが2023年からの18試合で決まっている。彼の今予選の8得点は韓国代表のスターであるトッテナムのFWソン・フンミンと並ぶもので、唯一カタール代表FWアルモエズ・アリだけが上回っている」と、データをもとに伝えている。

 そのうえで「日本が失うのは、彼の得点力だけではない。彼は常にゴールネットを揺らせるだけでなく、サムライブルーを最前線から引っ張って攻撃をリードする。その能力は、チームが最高のサッカーをするうえで極めて重要だ。森保一監督は布陣にかかわらず、常に1人のストライカーでプレーすることを好む。そのため、上田は常に2人、さらには3人のDFに対応しなければいけないこともある。彼はその役割を忠実に遂行するだけではなく、実際に力強いプレーで彼らのチームメイトがプレーする道を切り開いている」と評価する。

「森保監督が現在の冒険的な3-4-2-1システムに適応させたことで、上田は南野拓実、久保建英、三笘薫といった選手たちが、サイドあるいは深い位置から相手にダメージを与えている」と、上田の周囲を生かすプレーの重要性を指摘した。

 そして記事では代役について、「森保監督は、上田が不在のなかでFW古橋亨梧にその価値を示すチャンスを与えるかもしれない。だが、古橋やFW前田大然はウイングとして招集されているため、最前線のプレスで守備的な役割をこなせるかもしれないが、上田と同等のフィジカルは持っていない」と指摘。「似たターゲットマンのタイプとしては、同じくエール・ディビジのNECにいて7試合7得点を挙げているFW小川航基が、よりいい候補としている。彼はまだ代表では新顔であり、森保監督が彼にスポットライトを当てるかは注目だ」と報じている。

 また、まだ代表デビューを果たせていないが今季イングランド2部ブラックバーンで5得点中のFW大橋祐紀についても「彼の好調さは無視できない」とし、「オフザボールの動きの質、そして味方にスペースを作る能力、同時にゴールを見据えられる点からも、森保監督にとって大橋が最も上田に近い存在かもしれない」と、今回の11月シリーズでデビューする可能性を指摘している。

 上田の不在は痛いが、ほかの選手たちにとっては間違いなくアピールするチャンス。今回のチャンスを生かすのは誰になるのかは、国内のみならず、海外からも注目されている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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