日本人23歳が「欧州サッカー界のエリートへ」 バイエルンからの興味を海外報道「長期的な投資」
ソシエダ所属の日本代表MF久保建英にリバプール、トッテナム、バイエルンが興味か
スペイン1部レアル・ソシエダに所属の日本代表FW久保建英に対し、イングランドとドイツの強豪が来季の有力な補強として獲得の可能性が浮上しているという。スペインメディア「FICHAJES」が報じた。
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久保に対しては、すでにイングランド1部プレミアリーグの強豪リバプールが獲得への関心を寄せていることが報じられている。今季限りで契約が満了するエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者として有力だというのがこれまでの報道だった。
レアル・ソシエダは久保について、6000万ユーロ(約98億7000万円)の放出条項があるとされる。この条件の中で、新たにイングランドではトッテナム、ドイツからは名門バイエルン・ミュンヘンが獲得する可能性があるという。
トッテナムについては、横浜F・マリノスでの指導経験もあるアンジェ・ポステコグルー監督による攻撃的サッカーを展開する中で「攻撃に多様性と厚みを加えるウインガーを必要としている。久保のスピードとドリブルスキルは、オーストラリア人監督が求めるダイナミックなスタイルに完璧にフィットし、トッテナムはこの日本人選手を、まだ成長の余地があるチームを強化するための重要なピースと見ている」とした。
また、バイエルンに関してはドイツ代表FWルロイ・サネの契約更新が難航していることが主要な理由とされ、「ドイツ人ウインガーが退団する可能性をカバーするための選択肢を見極めている。久保のプロフィールはバイエルンにとって、技術的な能力だけでなく、スペイン1部での経験や若さも魅力的で、長期的な投資になる」とした。
リバプールからの興味も含め、資金力のあるこれら3クラブの興味についてレポートでは、「レアル・ソシエダは放出条項を発動することになれば、この日本人選手を引き留めることが難しくなることを知っている。久保はキャリアの中で重要な時期を迎え、次の移籍先が彼を欧州サッカー界のエリートへ仲間入りをさせるかもしれない」とした。
名門バルセロナの下部組織で育ち、一時はレアル・マドリードが保有権を獲得した久保だが、実際のところプレー機会はほとんどなかった。あらためてビッグクラブのキャリアを切り開く瞬間が訪れるのか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)