「大学の時から」日本屈指の高速ホットライン 古橋亨梧をどう生かす?仲間の証言から考察
古橋亨梧と伊東純也は長年の付き合い
森保一監督率いる日本代表は11月13日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地インドネシア戦に向けて練習を冒頭15分公開した。負傷で離脱した昨年11月以来、約1年ぶりの代表復帰となったFW古橋亨梧は森保ジャパンでどう生き残っていくべきか。本人、仲間の“証言”から考察する。
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「周りに2シャドーがいるので、距離感も近いので、もちろんボールを受けるってところもあると思う。連係の部分もすごくやりやすいところもあると思います。その中で、やっぱり受ける選手が上手いと前向いた時に、足もとだけじゃなくて相手の背中を取れるように、一発でこうボールに向かえるっていうところも武器だと思うので、そういうところを出せたらなと思っています」
1年ぶりの日本代表。古橋は自身の“生かし方”をこう分析した。所属のスコットランド1部セルティックでは今季公式戦16試合6ゴール3アシスト。セルティックでは得意のディフェンスラインからの抜け出しだけでなく、その抜け出しを警戒させてミドルシュートや周囲を生かす技術をさらに高めている。これには森保監督も「ゴール前でゴールに向かう仕事だけでなく、中盤や前線で起点になってゴール前に侵入していくプレーを求められているのも確認できている。我々にとっても得点してもらうのが一番の良さになる環境づくりをしたいが、起点になる部分や前線からの守備はセルティックでやっていることを生かしてもらえるように、生かせるように準備したい」と、今回選出した理由に挙げていた。
フィニッシャーだけでなく、厚みのある攻撃を生み出す力も身に着けた古橋。それでも指揮官が話すように自身が得点して、自信をつけるのも必要だ。これ具体的なイメージを持つのがMF伊東純也だ。
「俺、亨梧とは大学の時からやっていて長いんで、彼の良さもわかっていますし、裏抜けとか一瞬のところ。小さくてもゴール前の駆け引きとかがうまいんで、そういうクロスのところに入っていくところもうまい。早いボールだったり、シンプルに足も速いんで、裏抜けだったりっていうのは。自分はパスも出せるんで、そういうところを生かしていければいいかなと思います」
2学年違いの2人。古橋は中央大学、伊東は神奈川大学で対戦経験もあり当時から知り合いだったという。新たなコンビネーションは森保ジャパンのオプションになり得る。
この1年で古橋が遂げた成長、そして伊東との“大卒コンビ”は今シリーズ注目すべき点になるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)