浦和助っ人に退団報道も…「時期尚早」 日本での2年半で得た「何事にも代えがたい経験」
浦和FWリンセンが去就について言及
浦和レッズのFWブライアン・リンセンが11月13日、公開練習後の取材に対応。母国オランダのメディアで報じられた今季終了後の去就について「時期尚早」としつつ、「浦和での2シーズン半は非常に素晴らしい経験になった」と話した。
オランダ1部で通算109ゴールのリンセンは2022年夏に浦和へ加入。当時の西野努テクニカル・ダイレクター(TD)が、チーム強化の「ラストピース」と期待を懸けたストライカーだが、加入して初の対外試合となったパリ・サンジェルマン(フランス)との親善試合でハムストリングを負傷し、残りのシーズンをほぼ棒に振った。昨季から今季にかけて、浦和在籍の2年半で3回の肉離れによる離脱を経験するなどコンディションが整わず、J1での通算はここまで5ゴールと低迷した。
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米スポーツ専門局「ESPN」のオランダ版の報道ではリンセンは今季限りで浦和との契約が満了し、「原則的には戻りたい。オランダでプレーしたい」とコメントしているとされていた。
この件についてトレーニング後のリンセンは、「まだ(ヨーロッパは)11試合か12試合が終わったくらいだし、(話すのは)時期尚早だと思う」とした。一方で、浦和で過ごしてきた2シーズン半については「アップダウンがあり、結構、低調な時期もあった。浦和での2シーズン半は非常に素晴らしい経験になった。何事にも代えがたい経験をした」とも話した。
11月10日のサンフレッチェ広島戦では、FW松尾佑介の強烈シュートに反応してヘディングでコースを変えてゴールに流し込むストライカーとしての嗅覚を見せていたリンセンだが、欧州での冬の移籍市場となる日本のシーズン終了後にどのような結論が出るのか注目される。