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中国怒り「2失点目はなかったはずだ」 ファン愚行が皮肉にも…日本戦ハプニングに渦巻く非難
日本戦で起きたファン乱入騒ぎに非難続々と現地報道
中国代表は、11月19日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、森保一監督率いる日本代表に1-3で敗れた。この敗戦を受け、現地では試合中に起きたあるハプニングへの非難が寄せられているという。中国メディアはファンから上がった一部の声を紹介し、「試合前半のエピソードのせいで、サッカー代表チームは罰を受けるだけでなく、多くのサッカーファンの怒りを買うことになった」と伝えている。
厦門白鷺体育場で行われた一戦で、中国側はFIFA(国際サッカー連盟)が推奨するピッチサイズ(105m×68m)を縮小。元々引いてあったラインが消され、メイン側、バック側とも内側に新しいラインをマーキングする奇策を講じて臨むと、序盤から手堅い守備で日本にチャンスを作らせず、拮抗した展開に。格上の日本に手を焼かせたものの、前半35分過ぎに思わぬハプニングが発生した。
突如、中国側のゴール裏スタンドからファンがピッチへ乱入。ピッチを走り回った末に、7人の警備員に確保される事態となった。これで試合は約1分間中断。するとこれでリズムを狂わされたのか、試合再開直後の前半39分にFW小川航基、前半アディショナルタイム(AT)6分にDF板倉滉にいずれもセットプレーからゴールを決められ、2失点。後半早々に1点を返したが、さらに1失点を重ねて敗れた。
批判を浴びているのはこのファンの愚行だ。中国大手メディア「SOHU」は「試合前半のエピソードのせいで、サッカー代表チームは罰を受けるだけでなく、多くのサッカーファンの怒りを買うことになった」と報道。乱入騒ぎが皮肉にも敗戦を招く要因になったと指摘する声が渦巻いているという。
試合中断がなければ、5分の前半ATが短縮されていた可能性も考えられ、記事では「5分間のATはなかったはずだ」と指摘するファンの声を紹介。これに同調する声は多数あるようで「トラブルがなければ2失点目を喫するコーナーキックのチャンスはなかったはずだとファンは信じている」と伝えられた。
(FOOTBALL ZONE編集部)