日本人MFの豪快ボレーが「凄すぎる」 欧州で今季6点目…代表OB唸らせる“能力の高さ”【見解】

スタッド・ランスで好調の中村敬斗【写真:Getty Images】
スタッド・ランスで好調の中村敬斗【写真:Getty Images】

【専門家の目|太田吉彰】中村のゴールを絶賛「技術力と自信がすごい」

 フランス1部スタッド・ランスは現地時間11月10日、リーグ・アン第11節でル・アーヴルと対戦し、3-0で勝利した。日本代表MF中村敬斗は1点リードの前半21分に鮮烈なダイレクトボレーでゴールを決めた。難しいバウンドに合わせた技術の詰まったゴールに元日本代表の太田吉彰氏は「ミートする技術力と自信が凄い。冷静に上手く当てる、ミートを心がけてコースを突いている」と絶賛した。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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 スタッド・ランスは前半15分にMFウマル・ディアキテのゴールで先制すると、同21分には中村の今季6点目が生まれた。右サイドからのクロスを同代表MF伊東純也がヘディング。GKが防ぎ、左サイドに流れると、そこからの低いクロスに飛び込んで来たのが中村だった。ショートバウンド気味のボールに左足で合わせ、豪快に蹴り込んだ。

「常にシュートを打てるポジションに必ず入っている。どこに入り込めば確実に得点を取れるか分かっていますね。敵に捕まりにくい位置から上手く相手の前に入り込む速さを感じます。大きく(足を)振らずに打っている。そこの能力の高さを感じます」。現役時代、同じサイドのプレーヤーだった太田氏も中村のゴールをこう分析。ファンも「凄いなマジで」「結果を残すイケメンに脳が震える」「いや凄すぎる」と絶賛だった。

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太田吉彰

おおた・よしあき/1983年6月11日生まれ、静岡県出身。ジュビロ磐田ユース―磐田―仙台―磐田。J1通算310試合36得点、J2通算39試合4得点。トップ下やFW、サイドハーフなど攻撃的なポジションをマルチにこなす鉄人として活躍した。2007年にはイビチャ・オシム監督が指揮する日本代表にも選出。2019年限りで現役を引退し、現在はサッカー指導者として子どもたちに自身の経験を伝える活動をしている。

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