27歳日本人MFは「世界のスーパースターになれる」 現地ファンも「驚いた」…成長にOB歓喜

セルティックの旗手怜央【写真:ロイター】
セルティックの旗手怜央【写真:ロイター】

旗手がロジャース監督の下で信頼を勝ち取り、OBサットン氏も絶賛

 スコットランド1部セルティックのOBである元イングランド代表FWクリス・サットン氏が、古巣で躍動する27歳の日本代表MF旗手怜央を「世界のスーパースターになれるポテンシャルがある」と絶賛している。英紙「デイリー・レコード」が報じた。

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 旗手は2021年にセルティックに加入。サットン氏はポステコグルー前監督が率いた2シーズン目(2022-23シーズン)の旗手の活躍について「このMFは並外れていた。キョウゴ(古橋)がプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞したが、当時も言ったように私はハタテが受賞すべきだったと感じた」と26歳のMFがチームに欠かせない選手であることを主張している。

 昨季ロジャース監督が就任した当初はスタメンから外れ、その後は度重なる負傷に苦しむなど旗手は浮き沈みを味わってきた。それでも同氏は「世界のスーパースターになれるポテンシャルを持つ」と旗手の才能を信じて疑わなかった。

 そして、今季の旗手は加入2年目に見せたMVP級の輝きを取り戻し、指揮官から全幅の信頼を勝ち取ったようだ。その証拠に、これまでロジャース監督の下で先発してもフル出場する機会はほとんどなかったのが、リーグカップ準決勝のアバディーン戦(6-0)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)第4節のRBライプツィヒ戦(3-1)と直近2試合連続でフル出場を果たしている。サットン氏もこの状況の変化に注目していた。

「ライプツィヒ戦でもそれ(フル出場)をやってのけた。最初の60分に素晴らしいプレーをしていたが、スタジアムにいる多くの人は(パウロ・)ベルナルドと交代するのがこの日本人ではなく(アルネ・)エンゲルスだったことに少し驚いていた。ハタテはロジャースの信頼に応え、それ以上の活躍を見せた。彼は残りの時間でさらに強く成長しただけでなく、CLでの初ゴールも記録した。ミスはなく、この水準の相手に見せたクオリティーのある90分間のパフォーマンスはあらためて彼の立ち位置を示すものだった。ハタテはとてつもない才能と走り続けるエンジンを持ったスリリングでベストな状態に戻った」

 現在17試合4得点1アシストと中盤の舵取り役として絶大な存在感を示す旗手。セルティックで評価を高め、ワールドクラスの選手へと進化を遂げることができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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