「僕たちは最高の関係なんだ」

「バロンドールを手にする時には、全てを平静とともに行わなければいけないね。そうすると、全てがぴったりと収まるんだよ。自分らしいプレーをする。自分がやるべきことをする。そうすれば、全てがクリアになるんだ」

　史上最多5度の栄誉に輝いているメッシから、ネイマールはこう金言を受けたという。個人的な栄誉を過剰に意識してはいけない。自分らしいプレーで、チームの勝利に貢献する――そうすれば、自ずとバロンドールはネイマールの下に舞い込むというのだ。

「メッシが僕にこれを話してくれた時には、すごく良い気持ちになれたんだ。この話題を自分のアイドルで、尊敬する人と話すことには恐ろしさがあるよ。彼がプレッシャーから解放してくれたから、少しリラックスできたんだ。ピッチ上でも練習でも自分らしくいられる。これが僕に起きたことなんだ」

　ネイマールの最近の好調ぶりには、メッシからのアドバイスによる精神面の充実があるようだ。

「僕たちは最高の関係なんだ。友人なんだ。お互いを愛しているので、ピッチ上で大きな手助けができる。お互いを助けて、パスを出し合ってゴールを決める。本当に幸せだよ。彼だけじゃない。スアレスもそうだ。偉大な選手で、レジェンドだ。みんな、バルセロナで上手くやっているんだよ」

　ネイマールはウルグアイ代表FWルイス・スアレスについても称賛した。メッシ、スアレス、ネイマールの「MSN」と呼ばれる史上最強3トップが今なお輝き続ける理由も、最後に明かしていた。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images