グループAの4位に低迷し、ブリント監督の解任を決断

　オランダサッカー協会（KNVB）は25日、成績不振によりダニー・ブリント監督を解任した。ロシア・ワールドカップ（W杯）欧州予選でグループAの4位と低迷する“オレンジ軍団”の後任人事には注目が集まっているが、候補者には14年ブラジルW杯で指揮を執ったルイス・ファン・ハール氏ら複数の名が挙がっている。オランダ紙「テレグラーフ」が報じた。

　KNVBは新指揮官の招聘について、「新しい監督との合意を取りつけたいが、数週間で準備できるものではない」との声明を出している。シーズン中ということでクラブチームからの引き抜きは難しく、現在無所属となっている候補から選ばれることが濃厚で後任探しは難航することが予想される。

　そうしたなかで14年ブラジルW杯でオランダをベスト4に導き、昨夏にマンチェスター・ユナイテッド監督を解任されたファン・ハール氏が、候補の一人として名前が挙がっている。同紙は「候補者リスト」で、真っ先に同氏の名前を記した。

「KNVBは代表監督候補に彼を含めている。しかし、マンチェスター・ユナイテッド、アヤックス、バルセロナの元監督が3度目となるオランイェ（オランダ代表の愛称）のヘッドコーチを引き受けたいと思っているかは大きな疑問だ」