「重要視されていない」のに…日本代表を放出せずと現地報道 ベンチ要員でも高い評価
遠藤航に現地「そこまで重要視されていないが、与える影響を信用している」
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は出場機会の少なさから移籍の噂も浮上していたが、クラブは経験豊富な遠藤に信頼を置いており、冬の移籍市場での放出は考えていないようだ。英メディア「Football Transfers」が報じた。
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遠藤は今季就任したアルネ・スロット監督の下でここまで公式戦出場は7試合にとどまっている。そのうち先発出場はリーグカップでの2試合のみで、トータルでのプレー時間はおよそ160分。オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの台頭もあり、ベンチを温める時間が長くなっている。
夏にはフランス1部マルセイユからのオファーが届いたほか、その後もイタリア1部インテルや古巣ドイツのクラブから関心が報じられるなど移籍の噂は浮上していた。そうしたなかで現地メディアは「リバプールはコアメンバーの引き止めを決意」として、遠藤に関して同じく退団の噂があるイタリア代表FWのフェデリコ・キエーザやイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとともに今冬の移籍市場で放出される可能性はないとの見方を示していた。
「遠藤は昨夏にリバプールが2000万ユーロ(約33億円)を支払い、中盤の信頼できるオプションであることを証明した。この31歳は長期的なオプションというよりもその場しのぎと考えられていた。今季スロットの中盤ではライアン・フラーフェンベルフが中心となり、ここまでフルタイム出場をしている。遠藤はキエーザと同様にそこまで重要視されていないが、それでもリバプールは彼がスカッドに与える影響を信用している」
先発の機会こそ少ないが、少ないプレー時間のなかでチームのために献身的に振る舞う姿勢を称賛されるなどスロット監督からの評価も高い遠藤。長いシーズンを戦い抜くうえでチームにとって欠かせない存在であることに変わりはないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)