オランダ代表の悲劇…父ダニー解任を息子ダレイが語る「父と子の夢だった」
実父ダニーが指揮した全17試合中、息子ダレイは14試合でプレー
オランダ代表を率いていたダニー・ブリント監督はロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選での不振から現地時間26日に解任された。指揮官の実の息子で、マンチェスター・ユナイテッドに所属するDFダレイ・ブリントは悲劇の父をサポートするメッセージを送っている。
オランダは25日、敵地でブルガリアに2-0で敗れた。ブリント前監督は17歳のセンターバックDFマタイス・デ・リフト(アヤックス)を先発に抜擢するなど驚きの采配もあったが、チームは無得点のまま敗れた。ブルガリアに逆転されたオランダは欧州予選グループAで4位に転落し、本大会出場に黄信号が灯っている。
実父が指揮した全17試合の内、14試合でプレーした息子のダレイは、解任決定後に「インスタグラム」で、家族であり上司でもある父ダニーへ敬意を払ってメッセージを送っている。
「父と子としてトップレベルで戦ってきたことは夢だった。そしてそれが実現した。あなたは決して逃げ出すことなく、諦めなかった。あなたは私の誇りです」
昨夏の欧州選手権も予選敗退で本大会出場を逃したオランダ。欧州でも屈指のタレント輩出国だが、低迷が続いている。オランダ代表の主軸でもあるダレイ・ブリントは父親の無念を晴らすべく、本大会出場権獲得に貢献することができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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