大宮のエンブレムから消えた「リス」どうなる? レッドブル首脳が語っていた“象徴”の行く末

大宮がクラブプロパティ発表イベントを開催【写真:(C) Suguru Saito】
大宮がクラブプロパティ発表イベントを開催【写真:(C) Suguru Saito】

RB大宮アルディージャの新エンブレムが発表

 J3大宮アルディージャを買収した大手飲料メーカー「レッドブル」が11月6日、クラブプロパティ発表イベントを開催。J2に昇格する来季から「RB大宮アルディージャ」へ改名され、新エンブレムも発表された。大宮のマスコット的存在である「リス」は消え、「雄牛」があしらわれたものへ生まれ変わる。エンブレムから突如消えた「リス」の処遇に関して、登壇したオリバー・ミンツラフCEOは「一歩一歩、クラブの皆さんと話し合いを深めて良いものを作っていきたい」と話すにとどまった。

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 レッドブル社は今年8月、NTT東日本が保有する大宮アルディージャおよび大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社が発行する株式100%を取得。6日のプロパティ発表イベントでは、新たなチーム名とともにエンブレムも発表され、レッドブルの象徴である「雄牛」がデザインされた。

 一方で、大宮のマスコット的存在である「リス」の姿はなし。今後その扱いはどうなるのか、ミンツラフCEOは会見で「完全に消えてしまったのではないと理解しています」と明言。ユニフォームを含め、現時点でイメージは定まっておらず「一歩一歩、クラブの皆さんと話し合いを深めて良いものを作っていきたい」と、慎重な姿勢を示した。

 レッドブル社によるチーム強化に期待が集まる一方、長年愛されてきたマスコットの処遇はファンにとって気になるポイント。ミンツラフCEOは「日本のサッカーにおいてこのマスコットの存在というのが非常に大きな意味があるというのはよく分かっている。我々が日本に乗り込んできた形ではありますが、尊敬の念を持って接してくれた。それと同じようなことを、このマスコットに関して、運営に関してもやっていきたい」と、誠意を持って対応することを誓った。

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