「今朝も言ったが、『チャンスがあるなら行動を起こしなさい』と」

　日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が28日のワールドカップ最終予選タイ戦を控えた前日記者会見に出席した。グループBで唯一勝ち星のない最下位タイ相手に、ハリル監督は選手に精神的な緩みを排除するように厳命。負けた場合には「プロ失格」と苛烈な言葉をかけたことを明かすなど、ハリル節が随所に炸裂した。

「試合が迫ってきました。UAE戦でも素晴らしい試合をしましたし、選手には言いました。この価値は次の試合に勝つことによって生まれる、と。UAE戦が終わった後に、次はタイ戦だぞと。たくさんの人が簡単な試合と思っているかもしれませんが、私は逆で、難しい試合になるぞ、と。ちょっとの気のゆるみが受け入れない結果を招くぞと（伝えた）。一戦目の本当に拙い一歩がこれから我々の野心によって補われることを期待しているし、我々の向上は続くが、タイ戦は良いチームだから気を付けなければいけない。とにかく勝利を目指している。それを選手がやらなければいけない段階だ」

Q、大迫と今野の怪我で少なくとも2選手が代わる、他の選手も含めUAE戦とメンバーは変わると思うが？

「本当に今野と大迫の不在は我々に不利に働く。UAE戦のパフォーマンスは素晴らしかった。もちろん、長谷部の怪我もありますよね。ただ、難しいですけど、現実を見なければいけない。他のソリューションを見つけ、他の選手にチャンスを与えなければいけない。今日の朝にも言ったが、『チャンスがあるなら行動を起こしなさい、なぜなら全てに競争は存在している』と。仲間がもっとモチベーションが上がっている。チームのため、怪我人のためにも試合をしなければいけないというモチベーションです。試合に勝つためのすべての努力をしてくれると期待しています」