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独代表から引退したポドルスキの“後継者”は? 実力とキャラクターの両面で適任者を指名
代表85試合37得点で盛り上げ役も担うミュラー、独メディアは「新たなポドルスキ」
ワールドカップ(W杯)通算10得点を決めているバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、22日に代表ラストマッチとなる国際親善試合イングランド戦に出場したFWルーカス・ポドルスキの“後継者”に指名されている。独テレビ局「シュポルト1」が報じた。
同局で放送されているサッカー番組「ドッペルパス」に、シュツットガルトなやフランクフルトで監督を歴任してきたアルミン・フェー氏とドイツの伝説的なGKウリ・シュタイン氏が出演した。話は代表130試合出場49得点という偉大な記録を残し、今夏にJ1ヴィッセル神戸加入が決まっているポドルスキに話題が及んだ。
フェー氏は「ここ数年、彼はドイツ代表でプレーし、もはや不可欠というわけではなかったが、それでも重要だった。彼は人間関係において重要だったんだ」と語った。プレーでの影響度は全盛期に比べれば低下したものの、ピッチ外での存在感の大きさを強調。シュタイン氏も「代表チームには良い雰囲気を広められる人間が必要」と語り、ムードメーカーとしての働きも評価した。
そうした役割も含めてポドルスキの後継者に相応しい選手として名前が挙がっているのが、バイエルンFWミュラーだという。W杯通算10得点を決めている万能アタッカーはお調子者として知られており、ジョークを飛ばしてチームの盛り上げ役を担うことも多い。ムードメーカーとしてポドルスキの後を継ぐ存在に推されている。記事でも「ミュラーは新たなルーカス・ポドルスキ」と称されている。
ミュラーは27歳にして代表85キャップ、37得点を記録している。年齢やその決定力の高さを考慮すれば、今後ポドルスキの記録を上回ることも十分に可能だろう。実績の面でもキャクターの面でも偉大な先輩の後継者として相応しい存在と言えそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images