21歳エースが7戦5発「正直覚えてないです」 ゴール量産導いた1か月前の教訓

鈴木章斗がFC東京戦で先制ゴール【写真:徳原隆元】
鈴木章斗がFC東京戦で先制ゴール【写真:徳原隆元】

鈴木章斗が今季9ゴール目をゲット

 湘南ベルマーレは11月3日、J1リーグ第35節でFC東京と対戦し、2-0で勝利した。この試合でFW鈴木章斗が先制ゴールを決めて勝利に貢献したなか、試合後のミックスゾーンで敗戦から得た学びが発揮できたと話した。

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 試合は球際で激しい攻防が見られながらも両チームともにチャンスを作れない時間が続いた。そのなかで前半43分、湘南は1本のロングボールをきっかけに先制ゴールを奪う。

 鈴木がセンターサークル付近でロングボールを収めると、MF田中聡、MF平岡太陽、DF畑大雅とつないで攻撃を加速。鈴木はゴール前に飛び込むのではなく、ペナルティーエリア手前でステイ。畑からボールを受けると絶妙トラップからゴール右上にコントロールショットを放つと、これがゴール右上に突き刺さり湘南が先制に成功。後半には畑が追加点を決めて湘南が2-0で勝利して4連勝を飾った。

 鈴木はこのゴールシーンについて「思い通り(ボールが)いったので良かったと思います」と話し、「打ったところまで覚えているんですけど、どこに跳んだのか正直覚えてないです」とカミングアウト。そのなかで、約1か月前の敗戦から得た学びを明かした。

「1,2か月前ですけど、新潟戦でやった時に、そのなかで相手のゴールっていうのは冷静さがあったなと思ったので。そこでその敗戦をきっかけというか。それでペナルティーエリア内だったり、シュート前に余裕を持てば入るんじゃないかっていうふうに思い始めました」

 鈴木が話したのは9月14日の第30節のアウェーアルビレックス新潟戦(1-3)のこと。この試合で湘南はFW長倉幹樹の冷静な切り返しシュートから失点し、FW谷口海斗のコースを狙ったシュートからダメ押し弾を食らっていた。

 敗戦から学びを得て、成長につなげた21歳はこれでリーグ戦9ゴールと二桁目前。鈴木は残り3試合でさらなるゴールを決めることができるだろうか。

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