“クローザー”遠藤航は「まさに天の恵み」 仕事完遂で海外絶賛「監督が信頼している証」
リバプールはブライトンに2-1で逆転勝利
イングランド1部リバプールは現地時間11月2日、プレミアリーグ第10節でブライトンと対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。ベンチスタートだったMF遠藤航は後半32分から途中出場し、クローザー役として1点差を守り切ることに貢献した。海外メディアは「これこそ、スロット監督が重要な局面でこの守備的MFが試合を締めてくれると信頼している証だった」「試合の締め括りに遠藤の組み合わせは、まさに天の恵みだ」と称賛を送っている。
カラバオカップで対戦したばかりの両チームだが、前回敵地に乗り込んだリバプールが3-2で打ち合いを制していた。3日後に行われたリーグ戦ではホームマッチとなったが、前半14分に左サイドを突破した三笘薫が中央にボールを送ると、最後は走り込んだDFフェルディ・カディオグルに右足ダイレクトシュートを叩き込まれ、先制点を許す。その後もブライトンに押し込まれる展開が続き、前半を0-1で折り返した。
それでも後半から4トップ仕様に打って出たリバプールは後半24分、左サイドからFWコーディ・ガクポがクロスを入れると、走り込んだFWダルウィン・ヌニェスの頭には触れることなく、そのままゴール右のネットを揺らして同点に。さらに同27分、右サイドからカットインしたFWモハメド・サラーが強烈な一撃をゴール左上に叩き込み、わずか3分間で一気に逆転に成功した。同32分には遠藤が投入され、攻守のバランスを整える役割を担った。試合はそのまま2-1で終了している。
同日にマンチェスター・シティが敗戦したため、リバプールは首位に返り咲くことに成功。途中出場した遠藤に対し、現地メディア「This is Anfield」は「試合に影響を与えるチャンスはあまりなかったが、短い時間の中でタックルを3回成功させた。これこそ、スロット監督が重要な局面でこの守備的MFが試合を締めてくれると信頼している証明だった。ほかの試合結果を見ても、この貢献は非常に重要なものとなった」と称賛の言葉を送っている。
また、米メディア「スポーツ・イラストレイティド」は「試合の締め括りに遠藤の組み合わせは、まさに天の恵みだ。この日本代表選手が今回も求められたことをやり遂げたので、カメオ出演に何の不満もない」と、クローザーとしての仕事ぶりを高く評価していた。先発出場の機会はカップ戦のみとなっている立場ではあるが、リーグ戦ではクローザーとして重要な戦力となっていることを示している。
(FOOTBALL ZONE編集部)