欧州で10分間の日本人対決「絶えず脅威に」「チームを助けた」 両者に与えられた英国評価
三苫が先発、遠藤が途中出場で競演
イングランド1部リバプールは現地時間11月2日、プレミアリーグ第10節でブライトンと対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。先発出場したブライトンMF三笘薫は後半42分に途中交代し、ベンチスタートだったリバプールMF遠藤航は同32分から途中出場したため、10分間の日本人対決が実現。現地メディアは両者に対して「絶えず脅威になっていた」「中盤に経験を提供した」と評価している。
カラバオカップで対戦したばかりの両チームは、前回敵地に乗り込んだリバプールが3-2で打ち合いを制していた。3日後に行われたリーグ戦はリバプールのホームマッチとなったが、前半14分に左サイドを突破した三笘が中央にボールを送り、最後は走り込んだDFフェルディ・カディオグルの右足ダイレクトシュートが決まり先制点を許す。その後もリバプールはブライトンに押し込まれる展開が続き、前半を0-1で折り返した。
それでも後半から4トップ仕様に打って出たリバプールは同24分、左サイドからFWコーディ・ガクポがクロスを入れると、走り込んだFWダルウィン・ヌニェスの頭には触れることなく、そのままゴール右のネットを揺らして同点に。さらに同27分、右サイドからカットインしたFWモハメド・サラーが強烈な一撃をゴール左上に叩き込み、わずか3分間で一気に逆転に成功した。同32分には遠藤が投入され、攻守のバランスを整える役割を担った。試合はそのまま2-1で終了。同日にマンチェスター・シティが敗戦したため、首位に返り咲くことに成功した。
この試合では、後半42分に三笘が交代するまで、途中出場の遠藤と10分間にわたって日本人対決が実現した。英メディア「90min」は10点満点の採点で、先制点の起点となった三笘に7点を付け、「ドリブルと緻密なボールコントロールで、左サイドで絶えず脅威になっていた」と評価している。クローザー役の遠藤に対しては英紙「デイリー・メール」が6点を付け、「終盤に試合を終わらせたいリバプールを助けた」と総括。また、現地メディア「リバプール・ワールド」も6点の評価で、「中盤に経験を提供した」と称賛していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)