急遽出場で苦戦も「彼はやってのけた」 日本代表MFを復調させた監督の助言
ハーフタイムに鎌田へグラスナー監督が助言「落ち着いて、得点を決めてこい」
イングランド1部クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地は現地時間10月30日のリーグカップ4回戦アストン・ビラ戦(2-1)で決勝点をマークし、チームを勝利に導いた。現地リポーターのエドマンド・ブラック氏はゴールの裏にオリバー・グラスナー監督から鎌田に送られた助言があったと伝えている。
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鎌田はこの試合でベンチスタートだったが、前半18分にMFエベレチ・エゼの負傷により緊急出場となった。そして、1-1で迎えた後半19分にペナルティーエリアの外から相手DFの股下を抜くグラウンダーのミドルシュートで勝ち越しゴールをゲット。これが決勝点となり、クリスタル・パレスは2-1で勝利を収めた。
鎌田にとってはリーグカップ2回戦のノリッジ・シティ戦(4-0)以来の今季2得点目。プレミアリーグでは先発の機会は限られていたなか、価値あるゴールで存在をアピールした。
現地紙「South London Press」のリポーター、ブラック氏は自身のXでグラスナー監督の鎌田に対するコメントを伝えている。
「試合開始15分でピッチに立ち、10番としてプレーするのは彼にとって難しいものだっただろう。15分後には6番としてプレーするように切り替えた。同点ゴールの前にはボールをロストする場面もあった。誰だってより良い形で試合を始めたいものだ。だからハーフタイムに彼と話し、こう言った。『落ち着いて、得点を決めてこい』。私には時々、彼が少し求めすぎているようにも見える。それでも彼はやってのけた。ボックスの外からのシュートが彼の強みの1つであることを私は知っていた。(鎌田が得点を決めて)とても嬉しいよ」
エゼの負傷というアクシデントを受けての出場。さらに失点に絡むミスもあるなど難しいゲームの入りとなったが、助言を受けてしっかりと結果を残した鎌田の活躍を指揮官は高く評価していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)