アル・イテハドのサポーターが披露したのは、ルフィの「ゴムゴムの銃」

　サッカーの試合を彩る「コレオグラフィー」だが、サウジアラビアで日本にも縁のある傑作が誕生した。舞台はアル・イテハドとアル・アハリというジッダの名門クラブが対戦したダービーマッチ。アル・イテハドのサポーターが描いたのは人気漫画「ONE PIECE（ワンピース）」のルフィによる必殺技だった。

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　スタジアムは現地時間10月10日に日本代表がサウジアラビアを2-0で破った試合と同じキング・アブドゥッラー・スポーツシティ。収容人数は6万2000人と多く、3階席まで埋めたバックスタンドの観客が迫力のコレオを作り出した。

「タイガース」の愛称でも有名なクラブのカラーである黄色と黒を基調に、鮮やかな赤と白を加え、浮かび上がったのは「ゴムゴムの銃」。ルフィが描かれたフラッグと人文字で表現した腕と拳は、今にも飛び出してきそうな立体感だ。

　現地記者がSNSに投稿したコレオの動画には、「ナンバーワン」といったコメントが相次いだ。また、アル・イテハドはフランス代表のエンゴロ・カンテ、ブラジル代表のファビーニョらが先発出場。前半42分の先制弾で、ロベルト・フィルミーノやリヤド・マフレズらを擁したアル・アハリを1-0で破っている。