欧州で日本人MFが「人気者」 同僚が熱烈祝福…“ほぼ全員”集結に現地が注目
鎌田を祝福するマテタの姿が話題
イングランド1部クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地は現地時間10月30日のリーグカップ4回戦アストン・ビラ戦(2-1)に途中出場、右足のミドルシュートで決勝点を挙げた。ゴール後のパリ五輪のU-23フランス代表MFジャン=フィリップ・マテタの熱い祝福が現地の注目を集めていた。
この試合でベンチスタートだった鎌田は前半18分に負傷したMFエベレチ・エゼに代わって途中出場。すると、1-1の同点で迎えた後半19分に相手陣内でパスカットし、そのままペナルティーエリアの外から右足のミドルシュートで決勝点をマーク。今季の公式戦2得点目はそのまま決勝点となり、アストン・ビラ撃破に貢献した。
今季からクリスタル・パレスに加わった鎌田はプレミアリーグでは思うように出番を得られず、現地メディアやサポーターからの批判にさらされるなど新天地で苦しんでいた。この試合でもボールロストで失点に絡む場面もあったが、名誉挽回の一撃でチームを勝利に導いた。
この鎌田のゴールを自分のことのように喜ぶ同僚選手の振る舞いが注目を集めている。
鎌田は得点の後にピッチサイドに向かって“膝スラ”のゴールセレブレーションを披露し、そこへチームメイトが次々と駆け寄った。そのなかでもU-23フランス代表MFマテタは鎌田の両腕を持ってサポーターに向けてバンザイをさせた後、肩を抱き、胸を叩くなど人一倍熱く祝福した。
現地メディア「We are Palace」は「ジャン=フィリップ・マテタの祝福で鎌田は自信を深めた」「ほとんどのフィールドプレーヤー(同僚)が彼を祝福していたことが物語っている。彼はSE25(クリスタル・パレスの本拠地があるサウス・ノーウッドのポストコード)の人気者だ」と鎌田とチームメイトとの関係性の良さを強調していた。
この値千金のゴールはプレミアリーグでのさらなる飛躍のきっかけとなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)