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予選落ち危機のオランダ代表、ブリント監督を電撃解任! 悪夢の敗戦から48時間後に大ナタ
アシスタントコーチだったフレッド・グリム氏が暫定監督に就任
オランダ代表のダニー・ブリント監督が成績不振から電撃解任となった。現地時間25日のロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選ブルガリア戦でオレンジ軍団は0-2と敗れ、グループAで4位に後退。悪夢の敗戦から48時間後、欧州の強豪国がロシアW杯予選落ち危機に大ナタを振るった。
オランダは首位フランスとの勝ち点差は6に広がり、昨年6月の欧州選手権に続く、大舞台でのよもやの予選落ち危機に直面した。ブリント監督は「自分自身を責めるしかない。このままでは続ける事はできない。事態は変わらなければいけない。将来について? 考える必要がある。ここでタオルを投げるようなことはしたくないが、私は信じられないぐらいに落胆している。この試合に最高の手応えを感じていたからだ」と退任の可能性を示唆していたが、オランダサッカー協会は辞任を待たないまま48時間後にブリント解任を告げた。
オランダサッカー協会のジャン・ポール・デコッソー技術委員長はブリント氏と会談を持ち、クビを通告した。「我々はダニーの存在と在任期間の活動に敬意を持っている。だが、ピッチ上の結果があまりにも残念だった。ロシアW杯出場の我々のチャンスが厳しいものとなった。彼にグッバイと言わざるを得ないのはとても不運だと感じている」とデコッソー氏は声明を発表した。
28日のイタリア代表との親善試合にはアシスタントコーチだったフレッド・グリム氏が暫定監督に就任することが発表された。キャプテンのバイエルンFWアリエン・ロッベンが「これは悪夢だ」と嘆いたどん底から、監督の電撃更迭というカンフル剤でオレンジ軍団はもう一度立ち上がることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images