J1福岡、長谷部監督の退任発表「福岡の未来を最優先に考え」 続投要請も本人の意思尊重
「アビスパ福岡の未来を最優先に考え、ここで一つの区切りをつけることが最善」
J1アビスパ福岡は10月31日、長谷部茂利監督が今シーズンをもって退任することを発表した。2020年に就任すると、クラブ歴代最長となる5シーズンに渡って指揮。初年度にJ1昇格を果たすと、2021年には8位、昨季は7位という好成績。昨年のYBCルヴァンカップでは、クラブ初となるタイトル獲得に貢献した。
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クラブは「クラブとしては来シーズンの続投を希望しておりましたが、長谷部監督ご本人から退任の申し入れがあり、その意思を尊重し、現契約期間満了をもって今シーズン限りでの退任となります。これまでクラブの成長に多大なる貢献をしていただいたことに、改めて深く感謝申し上げます」と発表した。
長谷部監督のコメントは以下のとおり。
「まず初めに、ファン・サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、AGAの皆様、そしてアビスパ福岡に関わるすべての皆様に、これまでいただいた温かいご声援と多大なるご支援に心より感謝申し上げます。
また、日々懸命に努力し、目の前の試合に全力で挑み続けてくれた選手たち、そしてチームを献身的に支え続けてくれたコーチやスタッフ、この5年の間に様々なクラブの新しい歴史を刻むことができたのは、彼らの努力、情熱と覚悟があったからこそだと思っています。この場をお借りして、改めて心より深い感謝の意を表します。
退任にあたっては決断に至るまで、多くの時間をかけて熟考しましたが、アビスパ福岡の未来を最優先に考え、ここで一つの区切りをつけることが最善だと判断いたしました。アビスパ福岡は、これからも皆様に支えられ、一歩一歩着実に成長し、さらなる進化を遂げると確信しています。
ただ、今シーズンの戦いはまだ終わっておりません。残された試合で選手たちと共に良い結果を残せるよう、最後まで全力を尽くしてまいります。ぜひスタジアムで選手への力強い後押しをよろしくお願いします」
(FOOTBALL ZONE編集部)