シメオネ監督、息子との共闘に否定的 セリエAで大活躍も獲得に乗り出さない理由とは
今季セリエAに上陸したジョバンニ ジェノアでここまで11ゴールと活躍
アトレチコ・マドリードの闘将ディエゴ・シメオネ監督の息子、ジョバンニ・シメオネは今季セリエAのジェノアに移籍し、11ゴールと大活躍している。いまや欧州のクラブが注目する若きストライカーに急成長したが、名将はあえて息子獲得に乗り出さない理由を明らかにした。地元紙「デイリー・メイル」が報じている。
U-23アルゼンチン代表のシメオネ二世は今季開幕前にアルゼンチン名門リバープレートからセリエAに上陸。非凡な決定力を見せつけ、欧州でも注目の若手ストライカーに成長を遂げている。
父親の指揮するアトレチコ移籍の可能性が報じられているが、闘将は息子との共闘に否定的だ。「あまりに大きな犠牲になるだろう。フットボールとは犠牲ではないんだ。プロの試合であってもゲームに過ぎない」と指揮官は語ったという。
「ジョバンニはジェノアでファンタスティックなシーズンを過ごしている。1年目にイタリアで11得点を決めることは簡単ではない。私が指揮しているクラブへの移籍を考えることは、彼に良からぬ責任を押し付けることになる。ジョバンニは私の愛するクオリティーを数多く持っている。彼の献身とハードワークで、ビッグプレイヤーになるだろう。だが、私のチームではない」
親子鷹の実現には完全に否定的だった。ACミランも獲得に乗り出すなど人気銘柄となったが、「彼にチャンスを与える数多くのクラブが存在するよ」と闘将は語り、アトレチコ以外でトッププレイヤーに開花すると予想していた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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