初先発を期待された柴崎に出番は訪れず… テネリフェがプレーオフ昇格圏を争うライバルに1-0勝利

柴崎にとって、ベンチ要員にとどまっている事実を突きつけられる一戦に

 MF柴崎岳の所属するテネリフェは現地時間26日のリーガ・エスパニョーラ2部第31節カディス戦に臨み1-0で勝利した。柴崎はベンチ入りしたものの出番は巡ってこなかった。

 今週は国際Aマッチウィークながら、2部ということで開催された一戦。ともにプレーオフ昇格圏内を争う両チームのマッチアップとなった。そのなかで柴崎はホンジュラス代表FWロサーノの代表招集もあって初スタメンを期待する声も多かったが、ルイス・マルティ監督は前節レウス戦と同じくベンチスタートの判断を下した。

 試合は前半8分にテネリフェがゴール前で決定機を迎えるものの、FWアマトのシュートが相手GKに防がれてしまう。その後もボールをポゼッションする時間帯は長かったが、ゴールネットを揺さぶれず前半をスコアレスで折り返した。

 後半に入っても同14分にカウンターからFWアマスがチャンスを迎えながらも相手GKのセーブに遭う。もどかしい展開が続くなかでマルティ監督は同19分に背番号10のMFスソ、FWホウイニを同時にピッチに送り出す。その後もセットプレーを活路に決定機を何度か迎えたが決めきれない。

 それでも同42分、右サイドを突破したMFアイトール・サンスのクロスをアマトが豪快なボレーで叩き込み、1-0とようやく均衡を破った。これによって指揮官は3枚目のカードにMFカルロス・ルイス投入を決断。柴崎はタイムアップの笛をベンチで聞くことになった。

 上位キープのため絶対に負けられないテネリフェにとって、昇格を争うライバルから貴重な勝ち点3を奪った一方、柴崎の序列はまだベンチ要員にとどまっている事実を突きつけられる一戦となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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