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J通算100ゴール超FWが「打たれ弱い」? 中村憲剛が素顔を暴露、現役時代に厳しく接した訳
「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」に鄭大世と中村憲剛が出演
元北朝鮮代表FW鄭大世氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演した。番組では川崎フロンターレ時代の同僚でもある元日本代表MF中村憲剛氏が、鄭大世氏の素顔を明かしている。
欧州でも活躍した鄭大世氏は日本では川崎フロンターレ、清水エスパルス、アルビレックス新潟、FC町田ゼルビアとJリーグの4つのクラブを渡り歩き、J1通算181試合出場65得点、J2通算130試合46得点、北朝鮮代表としても33試合に出場して15得点を記録した。
相手をなぎ倒すような力強いプレーから「人間ブルドーザー」とも呼ばれていた鄭大世氏。2007年J1リーグ第22節のガンバ大阪戦では相手DFを次々となぎ倒してゴールを決め、まさに「人間ブルドーザー」ぶりを見せつけた。通常、選手のニックネームは他の人から呼ばれて定着していくことが多いが、鄭大世は「この『人間ブルドーザー』、僕が付けたあだ名なんですよ」と告白した。中村氏も「自分で!?」と驚くなか、鄭大世氏はその経緯を説明した。
「オレ、スピードはそんなにないから、そういうあだ名よりも『ブルドーザー』みたいなあだ名がいいなとインスピレーションがパッとひらめいて。SNSで『人間ブルドーザー』みたいなことをつぶやいたんです。横断幕も僕の後援会の方に作っていただいたんです。そこから『人間ブルドーザーと呼ばれる鄭大世』と言われるようになったのですが、『自分で付けたんだけどな』と思いながら聞いていました」
これを聞いた中村氏は「そういう風に言われたくて付けたんでしょ」と突っ込むと、鄭大世氏は「そうです」と認めて笑った。中村氏が「そういう(自己プロデュース)は昔から得意なんです」とフォローを入れると、鄭大世氏は「ただ目立ちたがり屋なんです」と、照れ笑いを見せた。
ビッグマウスで唯我独尊という印象もある鄭大世氏だが、そのキャラクターについて聞かれると、中村氏は「実際はすごく不安症。ちょっと心配になる」と言葉を選んで言うと、鄭大世氏は「メンヘラです」と自らストレートに暴露。そして川崎時代には、中村氏や森勇介氏に厳しく要求をされて凹んでいたことを明かすと、中村氏は「打たれ弱いんです。こういう感じだから言っても平気かなと思っていたんです。そんなこと(アドバイスなど)気にせずに『俺は我が道を行くぜ』っていうタイプだと思っていたので言っていたら、まあまあプレーで引きずっていたので『そういう子なんだ』と思いました。でも、両面強くなっていかないといけないから、あえて言っていました」と、あえて厳しく接していたと語った。
これに対して鄭大世氏は「いい時は怒ってもらわないといけないですし、悪い時は褒めないとダメなんです。そういうタイプで。イジられキャラなのに、イジられるのめっちゃ嫌いなんです」と自己分析。これを聞いた中村氏は「一言で言うと、面倒くさいヤツです」と、単刀直入にまとめてかつてのチームメイトの素顔を明かしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)