町田・藤尾翔太、プロ並み腕前の“趣味” 3年でスコア「139→83」…23歳の素顔とは【インタビュー】

町田・藤尾翔太【写真:(C) FCMZ】
町田・藤尾翔太【写真:(C) FCMZ】

FC町田ゼルビアの藤尾翔太、3年前に始めた趣味のゴルフの腕前とは?

 J1昇格初年度ながら、ここまで優勝争いを牽引してきたFC町田ゼルビアを語る上で欠かせないのが、FW藤尾翔太の活躍だろう。ピッチ上での貪欲すぎるプレースタイルは誤解も生むが、素顔はお喋りな23歳。趣味のゴルフの腕前や交友関係にも迫る。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大/全2回の2回目)

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 2020年にセレッソ大阪でデビューし、2021年は水戸ホーリーホック、2022年は徳島ヴォルティスへの期限付き移籍を経験。そして昨年、町田に加わるとJ2リーグ戦33試合で8ゴールを決め、チームの優勝に貢献した。その勢いのままJ1でも結果を残すと、パリ五輪初戦のパラグアイ戦でも2ゴールとブレイクした。

 ここまで28試合に出場して9ゴール1アシストの数字は見ての通りだが、ここでは視点を変えてプライベートについても聞いてみた。サッカーに対しては誰よりもストイックに取り組むが、つかの間のオフに夢中になっているのがゴルフだ。「サッカー以外のときは、それはやっぱりゴルフをしています」と語る。

「きっかけはわからないですけど、うまくなりない、どうせ行くんやったらうまくなった方がおもろいなって思っていたので、そこからちょっと練習してうまくなってきはじめたぐらいです」

 最近でもMF仙頭啓矢、MF下田北斗、DF松本大輔と4人で回ったというが、その中で1番うまいのは「僕です」と断言。わずか3年ほど前はスコア138、9からスタートしたというが、現在のベストはなんと83。「朝2時半に起きて行った時の朝一OB打った時は凹みます」と負けず嫌いのエピソードも明かしてくれた。

 また、「生まれが大阪なので」というほど陽気で交友関係も広い。「伊藤涼太郎選手(シント=トロイデン)とかすごい仲良くしましたね。帰ってきていたりする時は連絡とって、ご飯行ったりします。ゴルフもタイミング合えば行きたいなと思います」。水戸時代のつながりは今でも続いているようだ。

 一方で、ルーティンを大切にする几帳面な一面も。「毎日同じ習慣で1週間を過ごしたいですね。例えば、何時にご飯食べるとか、何時ぐらいに寝るとかっていうのは、毎日一緒の時間で繰り返したいですね」。そんなこだわりも藤尾翔太の魅力の一つ。残り4試合、町田を再び上昇気流に乗せるのはこの男だ。

[プロフィール]
藤尾翔太(ふじお・しょうた)/2001年5月2日生まれ。大阪府出身。セレッソ大阪―水戸ホーリーホック―徳島ヴォルティス―FC町田ゼルビア。パリ五輪では初戦のパラグアイ戦に途中出場し、14分間で2ゴールを決めた。サッカーを始めたきっかけは、4歳年上の兄の影響。趣味のゴルフのベストスコアは83。

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