韓国人CBは「先発の座を危惧?」 日本代表25歳と争い…海外推した“唯一無二”の特性
バイエルン伊藤洋輝の復帰が接近、CBのポジション争いに現地注目
ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのDF伊藤洋輝は中足骨骨折からの復帰に近づいている。新天地デビューに向けて、現地メディアは伊藤と韓国代表DFキム・ミンジェとのポジション争いの行方に関心を向けている。
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25歳の伊藤は今夏にドイツ1部シュツットガルトからバイエルンへと移籍したが、7月のプレシーズンマッチで中足骨を骨折。無念の長期離脱を強いられ、バイエルンではまだ公式戦出場がない。9月にランニングを再開し、10月に入ってからボールを使ったトレーニングを行っており、復帰は近づいていると見られる。
ドイツ紙「ミュンヘナー・メルクーア」は「リハビリに支障がなければ、11月にも監督の選択肢になる」と伊藤の復帰時期について伝えたうえで、「伊藤のカムバック。キム・ミンジェは先発の座を危惧しなければならないのか?」「この左利きの選手(伊藤)はミュンヘンの中央の守備の状況を大きく変えるだろう」と2人のポジション争いの行方に注目していた。
現在、バイエルンのセンターバック(CB)コンビは右にフランス代表DFダヨ・ウパメカノ、左がキム・ミンジェとなっている。ヴァンサン・コンパニ監督が伊藤を当初の予想どおり左CBで起用すれば、キム・ミンジェが控えに回る可能性がある。
同紙は「伊藤は強力な左足を持っており、キムのポジションでプレーすることになる。この日本人選手はミュンヘンのポゼッション面で大きな後押しとなるだろう。そして、この元シュツットガルトの選手は驚異的なスピードも備えており、相手からのカウンター攻撃を受けにくくなるだろう」とキム・ミンジェにはない攻守両面における伊藤のストロングポイントについて伝えていた。
もちろん昨季からバイエルンでプレーするキム・ミンジェのほうが周りとの連係面では一日の長がある。伊藤が復帰後すぐに先発に起用されるかどうかは同紙も「未知数」だとしたが、左利きでかつ足もとの技術に長けている部分は魅力。CB陣の中で唯一無二の特性を持っていることは間違いない。
怪我によって大きく出遅れてしまった伊藤だが、ドイツきっての名門クラブで定位置を掴むことはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)