本田のハリル戦術への警鐘に“不動の左MF”原口は同調せず 敵地タイ戦と「同じイメージでいい」

UAE戦では守備で奮闘 本拠地タイ戦へ向け「ミドルシュートは決めたいポイント」

 ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で4戦連続ゴールをマークするなど、今やハリルジャパン攻撃陣のキーマンとなっているFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)は、28日の本拠地タイ戦に向けて持論を展開した。前日にFW本田圭佑(ACミラン)が、日本の堅守速攻はタイ相手に苦戦を強いられるとの見解を示していたが、原口は「同じイメージでいい」と、昨年9月に2-0で勝利した敵地での一戦と同じ戦い方で問題ないと語った。

 23日の敵地UAE戦(2-0)では、左サイドでハードワークし対峙した相手のキーマン、MFオマル・アブドゥルラフマンを封じるなど守備面での貢献が光った。思うように攻撃に出られず、今予選で続いていた4試合連続ゴールの記録も途絶えたが、仕切り直しとなるタイ戦に向けては「ミドルシュートは決めたいポイントですね」と語る。

 その理由は、日本代表での得点パターンがゴール前でのシュートに限られていることだ。今予選で原口は4ゴールを挙げているが、「僕のゴールパターンは代表だとワンタッチが多い」と話し、「そういう(ミドルレンジの)ゴールは日本はあまりないので、それが増えないとバリエーションは少ない」と、距離のあるシュートからのゴールが少ないことがハリルジャパンの課題だと指摘した。

「左からの方が中に入って行けるし、ミドルが打てるとなるとキックフェイントも効く。そういうイメージを(相手に)つけさせるくらい、1本決めたい」と、タイ相手のプレーイメージを膨らませていた。

 

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