清水、悲願のJ1昇格も「まだ何も勝ち得ていない」 秋葉監督が明言「チャンピオンになって昇格したい」
清水が3シーズンぶりにJ1昇格
清水エスパルスは10月27日、J2リーグ第36節でアウェー栃木SC戦に挑み1-0の勝利を挙げた。残り2試合を残し3シーズンぶり悲願のJ1昇格を確定。秋葉忠宏監督は「最低限到達できた。ただあと2つ。我々はチャンピオンになって昇格するという話をしているので、まだ何も勝ち得ていない」と兜の緒を締めた。
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試合前時点で清水は勝利もしくは引き分け以上でJ1昇格の可能性がある状態で迎えた。序盤は栃木のプレッシングに苦しんだ清水。秋葉監督も「栃木さんの圧がもの凄かった」と試合後に話したが「あれが90分続くとは思わなかった」と冷静に試合を見ていたことを明かす。
ハーフタイムには「良く(失点ゼロで)凌いだ」と選手たちを鼓舞。すると後半5分にコーナーキックがゴール前にこぼれたところをDF住吉ジェラニレショーンが押し込んで清水が先制に成功する。「セットプレーでしたが、非常に選手がゴールをもぎ取ってくれた。成長を感じる」と、秋葉監督も重要な1点を評価した。
終盤には途中出場のFW北川航也がファウルを受けた後に相手選手を蹴ってしまい退場処分となる場面があったものの、住吉の1点を守り切り清水が1-0の勝利。これにより自動昇格の2位以内を決めて3シーズンぶりJ1復帰を決定した。
一方、首位争いを演じていた横浜FCはファジアーノ岡山に2-4の敗戦。今季最多失点、リーグ2連敗と失速しており、この結果清水が暫定首位に浮上している。
指揮官は「あと2試合ホームで戦うことができる。ましてや前節ホームで初めて敗戦しましたから、もう二度とあんなことがないように、必ずあと2つ、ホームで勝ってチャンピオンになって昇格したい」と気を抜かず次の試合へと目を向けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)