【アギーレ監督&長谷部・会見一問一答】八百長問題の追及に回答を拒否、パレスチナへの警戒強める
八百長問題に関する質問に「この場ではお答えいたしません」
――連覇には何が必要?
長谷部「連覇に挑むというのは選手の中でも話しましたが、このシチュエーションはヤットさん(G大阪・遠藤保仁)が1度あるだけ。ほかの選手はもちろん初めて。そのヤットさんもその時に連覇ができていないわけで、このシチュエーションはすべての選手にとって初めてだと思う。ただこのアジアのタイトルを守るというのはあるけど、この大会はこの大会だと思う。その意味ではここにつながる部分はもちろんあると思いますが、それ以上にこの大会にしっかりフォーカスしてこの大会を勝ち抜くために何を自分たちが今しなければいけないかというところに集中したい」
――パレスチナのアジアカップ本大会出場について?
アギーレ監督「パレスチナが戦ってこの大会に出場できることを讃えたいと思います。選手、監督、パレスチナの方々に敬意を表したいと思う。政治的な部分を申し上げるのは非常に難しいけれど、スポーツ界の人間として、しっかりと準備してここにたどりついたことを讃えたい」
――アギーレ監督の八百長問題は選手に影響を与えているのではないか?
アギーレ監督「八百長問題の選手の集中に対する影響ですが、私が答えられるのは、私は3週間前にこの件について記者会見を開いている。この場ではお答えいたしません、ということです」
長谷部「このことに関しては断言できますが、その影響はまったくない。このチームの良さはお互いを信頼し合う、そういう良さがある。そういう力を持っている。同じ目標に向かって、選手、監督、コーチ、スタッフ、すべての人が同じ方向に向かってまとまっている。まったく問題ない」
――八百長問題で辞任をしようと考えないのか?
アギーレ監督「私は4つの W 杯、4つのゴールドカップ、3つのコパアメリカでもサッカーの話しかしてこなかった。今回のアジアカップでもそうしたいと思っている」
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images