【アギーレ監督&長谷部・会見一問一答】八百長問題の追及に回答を拒否、パレスチナへの警戒強める
「パレスチナのカウンターのスピードに気を付けないといけない」
日本代表のハビエル・アギーレ監督とMF長谷部誠(フランクフルト)が11日、オーストラリア・ニューキャッスルで行われるアジア杯初戦パレスチナ戦(12日)の前日記者会見に出席した。外国メディアから2010年-11年のスペイン1部レアル・サラゴサ時代の八百長疑惑に関する質問を受けたアギーレ監督は回答を拒否。長谷部が指揮官をフォローする一幕もあった。世界から疑惑の視線が向けられた指揮官は大会に集中する姿勢を見せ、パレスチナに対する警戒を強めた。
――初戦に向けた意気込みは?
アギーレ監督「みなさん、こんにちは。我々はこの大会で最高のものを期待している。現チャンピオンは日本。このタイトルを守りたいと思っている。この大会に参加している他の15チームにも敬意を払っているが、自分たちのプレーに自信を持っている」
長谷部「こんにちは。今、監督が言われたように、自分たちはタイトルを取る目標がある。それに向かって、明日の試合、パレスチナ戦でしっかり準備をして、結果を出して勢いに乗りたい」
――パレスチナ代表のチームとしての特徴は?
アギーレ監督「パレスチナはしっかり戦ってこの大会にたどりついたチーム。周りからも高く評価されている。初めてこのような大きな大会に参加することもあって、気をつけなくてはいけない。大きな希望を抱いた、ハングリー精神を持ったチーム。スピードもある。カウンターのスピードに気を付けないといけないと思います」
長谷部「個人的には2試合、パレスチナの試合を見た。守備はコンパクト。全員で守備してくる。そこからボールを奪って早く攻撃している。パレスチナはいいチームでリスペクトして臨まないといけないと思いますが、自分たちがいい準備をして、いい状態で臨む。自分たちがピッチで100パーセントのプレーをする。それが大事」