なでしこジャパン、国立で韓国に4-0快勝 海外組が躍動…5分間で3ゴールの得点ラッシュ

中盤で存在感を見せた長谷川唯(写真右)【写真:徳原隆元】
中盤で存在感を見せた長谷川唯(写真右)【写真:徳原隆元】

親善試合を国立で開催

 なでしこジャパン(日本女子代表)は10月26日に韓国女子代表と国際親善試合を実施。正式監督が未決定のなかでパリ五輪後の初戦を迎え、4-0の勝利を収めた。

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 日本は今夏のパリ五輪を終え池田太監督が退任。正式監督が未決定の中で、日本サッカー協会(JFA)女子委員長で2011年ドイツ女子ワールドカップ(W杯)優勝監督の佐々木則夫氏が監督代行を務めた。男子の世代別代表でロールモデルコーチを務めた元日本代表DF内田篤人氏がコーチを務めるなど、この1試合限定の体制で日韓戦に臨んだ。

 スタメンにはMF長谷川唯やDF熊谷紗希ら、これまでのチームでも主力だった選手が多く並んだ。また、キャプテンマークはパリ五輪後にマンチェスター・シティへ移籍したGK山下杏也加が巻いた。韓国ではDFチャン・セルギやMFイ・ミンアといったINAC神戸レオネッサでプレー経験のある選手が名を連ねた。

 序盤からゲームを支配した日本は、ゴール前のコンビネーションで長谷川からのパスを受けたFW清家貴子のシュートがゴールポストを直撃するなど優勢に進めた。その中で前半32分、長谷川がコーナーキックを蹴るとニアサイドに走り込んできたDF北川ひかるがコースを変えてゴールに流し込んで先制に成功した。

 勢いに乗った日本は前半34分にはFW田中美南がゴールライン際から折り返したボールをMF藤野あおばが蹴り込んで2点目。さらに前半37分には長谷川のパスを受けた田中がGKとの1対1を冷静に決めて3-0と大きくリードを広げて前半を終えた。

 佐々木監督代行がハーフタイムに3人を交代でピッチに送り込むと後半11分、右サイドからDF守屋都弥が入れた折り返しを途中出場のMF谷川萌々子が蹴り込んで4点目を奪った。その後も何回かの選手交代を行い、後半34分にはDF遠藤優が代表初出場のピッチに立った。

 試合はこのまま4-0で日本が勝利。佐々木監督代行が女子委員長としても「今後の指針になるような試合を」と話していた一戦は、パスワークを生かした攻撃を見せるサッカーで快勝を収めた。

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