日本代表26歳へ海外賛辞「まさにロールスロイス」 英クラブで躍動、今季初“驚愕データ”に喝采
リーズ田中碧、ワトフォード戦の出色パフォーマンスに現地熱視線
イングランド2部(チャンピオンシップ)リーズ・ユナイテッドの日本代表MF田中碧は、現地時間10月22日に行われたワトフォード戦でフル出場し、2-1の勝利に貢献。攻守両面で躍動し、ファン投票によるプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出されたなか、現地メディアは「まさにロールスロイスの定義だ」と、リーグを通じて今季初のデータを記録したパフォーマンスに賛辞を送っている。
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4試合連続でスタメン出場を飾った田中は、MFジョー・ロスウェルとのコンビで中盤を巧みにコントロール。攻守両面で出色のパフォーマンスを見せた。試合後、71%の得票率を集め2試合連続でPOMに選出。また公式スタッツによると、田中はパス成功数56回、ボール奪取数12回、タックル数5回を記録したという。
データ会社「OPTA」のジョニー・クーパー氏によると、1試合でのボール奪取数、タックル数、パス成功数で田中は今季チャンピオンシップで最多数をマーク。英メディア「Leeds United News」は「田中碧が成し遂げたことは、今シーズン、チャンピオンシップのどの選手も成し遂げていない」と見出しを打ち、賛辞を送った。
「田中は、すでにチャンピオンシップのベストプレーヤーの1人としての地位を確立している。(ワトフォード戦の)統計は、田中が今シーズン、1試合でボールを10回以上奪い返し、少なくとも5回のタックルを行い、50回以上のパスを成功させた初のチャンピオンシップ選手になったことを意味する。まさにロールスロイスの定義だ」
ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフから新加入後、当初はベンチからの途中出場が続いていたが、キャプテンのMFイーサン・アンパドゥの戦線離脱を受けて第8節ノリッジ・シティ戦以降、先発のピッチに立ち、特大なインパクトを放つ。自身初となる英国でのキャリアで26歳のMFはその評価を着実に上げている。