「ボール保持のイメージが湧きます?」と本田が警鐘! ハリル流の堅守速攻はタイに有効なのか
敵地UAE戦とは正反対の展開を予想 「カウンターをやらせてもらえないですよね」
日本代表FW本田圭佑(ACミラン)は28日に迎えるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、ホームのタイ戦で堅守速攻というハリルスタイルが噛み合わない可能性を指摘し、強く警鐘を鳴らしている。
25日に埼玉県内で行われた代表練習後、本田は2試合連続でベンチスタートとなった23日の敵地UAE戦の勝利を振り返った。
「結果重視の試合でしたよね。そういう意味では、言うことなかったんじゃないかと。失点もしなかったし、(試合の)運び方も立ち上がりに点を取って後半に追加点。理想的な勝利だったと思います」
ミランで戦力外状態となっている本田は、代表でも右ウイングのレギュラーの座をヘントFW久保裕也に奪われた。かつてのエースの出番は、久保が足をつった後半33分から。直接FKの場面で、数少ない壁に思い切りぶつけるなど見せ場はなかったが、2-0リードを守りきる“クローザー”としての役割を果たそうとしていた。
日本は勝ち点を首位サウジアラビアと並ぶ「13」に伸ばし、得失点差で2位。そして、次の相手はここまで未勝利で最下位に沈むタイだ。本田はタイ相手に「デュエル」という1対1の激しさをひたすら強調する、堅守速攻をベースとしたハリルスタイルの有効性に疑問を示した。
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